障害者夫婦の日常と育児ブログ

網膜色素変性症の夫と発達障害の妻の日常や、夫が子育てをしている様子などを公開しています。

保育園児置き去り事件発生

先日、娘(20ヶ月)と公園で遊んでいると、保育園児童の集団と先生2名がやってきた。

軽い挨拶を交わし、少し公園で遊んだ後に帰っていった。

その時、公園端の滑り台で1人で遊んでいる子供を発見。

他にも公園で遊ぶ親子がいたので、そのグループの子かと思っていたが、遠くてよく見えなかったが、幼稚園や保育園で被るような帽子をかぶっているように見えた。

不安視していると、案の定、その子が泣き出した。

駆け寄り、『ママはどこにいるの?』と疑問をぶつけると、なにやら泣きながら言っているが、わからない。

そこでようやく、保育園用の帽子を首から下げているのに気がつき、『先生がいないの?』と聞くと『せんせーがいないのー!』と。

ああ、やっぱりか。

と思い、先ほどの保育園集団が帰っていった方を見たが、もういない。

自宅より少し離れたその公園周辺の地理はあまりなかったが、とりあえず娘とその子を連れて帰っていったであろう方向へダッシュ

なんとか追い付いて、『あれ、せんせーかな?』と聞くと『せんせーせんせー』と言ったので一安心。

一番後ろを歩いていた先生に確認を取り、園児を無事に引き渡した。

感動の再会である。

しかし、私は懸念を抱いた。

なぜなら、後ろにいた先生の対応が何やら軽い。

さらに言えば、一番前を歩いていた先生はこちらに寄ってくることすらなかった。

保育園散歩時に園児を公園に置き忘れた、なんて事実はあってはならないことであり、ましてや最近ニュースで園児が車にひかれたりする事故が多発している。

大問題のはずなのだ。

しかしながら、引き受けた先生はお礼を言ったが、そそくさとその場を去ろうとしていた。

なんとなく、『こいつら、内々で処理しそうだな』『そうしたら再発も免れないであろうな』と判断し、集団を追いかけて、園は違うが保育園児の親であること、これは大問題であること、人数の把握をしっかりしてほしいこと、最後に保育園の名前を聞いて、今度こそ見送った。

引き返し際に、急いで保育園の名前をググり、園に電話をした。

事の内容を話し、再発防止と置いてきぼりされた子の親には必ず報告することをお願いし電話を切った。

しかし、なんかもやもやが晴れない。

これで今後あの保育園が園児を置き忘れでしまうことは防げるのだろうか。

もやもやは晴れぬまま、公園に戻ると、先ほど公園で遊んでいた親子の母親が話かけてきた。

『やっぱり、置いてきぼりでした?』

その母親も事態に気づいていて、私が保育園集団を追いかけて行ったので、ああ、置いてきぼりだったんだ。と思って気になっていたようで、無事に引き渡してきたと伝えると安堵したようだった。

我が子で例えてしまうと、やはり九死に一生の出来事であり、こんなことはあってはならないことに違いありません。

再発防止の為に私が体験した事で、他に役立てることはないのでしょうか。

追いかけずに警察に連絡したほうが良かったのでしょうか?

市役所に電話したほうが良かったのでしょうか?

あの保育園が内々で処理しないで、良い方向へ改善してくれることを心から祈るばかりです。